金木戸屋の代表銘菓、笹巻羊羹。
約80年前に八百屋をしていた先々代が山にきのこを取りに行ったことからその歴史が始まる。
きのこが全く取れず山で呆然と座り込んでいる時、周りで風に吹かれてさらさらと波打っているささがきれいだと感じ、この笹で何か作ろうと思ったのがきっかけである。
飛騨の人々は昔この笹の葉を折ってコップ代わりにして水を飲んだことを聞き、そのコップ状した笹に羊羹を流し入れてはどうかと思いついたのだ。
さて、笹の中に羊羹を流したお菓子を作ろうと決心した先々代は、笹巻羊羹用の型を求めてはるばる京都まで行き、あの有名な有次で型を作ってもらった。現在も型や羊羹を煮る鍋は有次のものしか使わない。なんでも熱伝導率の関係で他の鍋では羊羹がすぐに冷えてしまって駄目だそうだ。
笹巻羊羹のこだわりはそれだけではない。
一番こだわっているのはその材料だ。羊羹を包む笹は夏から毎日山に取りに行く。11月頃までに採った笹の葉はそのまま特殊な冷蔵庫で新鮮なまま保存する。
朝5時30分からの笹巻羊羹作りの取材に行った時、工場の扉を開けた瞬間笹のいい香りと羊羹の甘い香りに包まれた。本当に笹の保存状態がいいことがよくわかった。
そのため笹巻羊羹は笹の香りいっぱいのまるで水羊羹のようにみずみずしい食感。笹の葉脈がきれいに羊羹に刻まれていて上品なお菓子だ。まさに飛騨神岡を代表する銘菓と言えるだろう。
御主人は、「こんなに手間な和菓子は他にないと思うよ。正直いって笹巻羊羹では儲からんわ。」と笑う。
笹巻羊羹 1ヶ 115円
5ヶ 570円
10ヶ 1250円
| 会社名称 | 株式会社 金木戸屋 |
| 所在地 | 岐阜県飛騨市神岡町船津1077-1 |
| 電話番号 | 0578-82-0172 |
| FAX | 0577-82-0172 |
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