
大賞

撮影地:(神岡町殿町)
『稲こき体験の園児たち』
田安 徳光
<町並み部門> 優秀賞
優秀賞1

撮影地:(きつね火まつり)
『祭りの日』
横山 和夫
審査委員長 講評
きつね火まつりの当日の町中のスナップ。登場する主役、脇役の人達のそれぞれの表情、仕草がいきいきしていて楽しい作品になっている。民家の出格子など背景も陽光を浴びて輝き、日影にいる人物らを浮きあがらせている。一枚の画面にすべてを盛り込んだフレー民具とシャッターチャンスのカメラワークは素晴らしい。
優秀賞2

撮影地:(古川町二之町)
『ぼんぼりシルエット』
高橋 愛一郎
審査委員長 講評
ぼんぼりの明かりで影絵となった幼児の立ち姿。髪形、横顔、右手の指、地面に反映する僅かな明かりで足元から靴まで子供向けのぼんぼりを前に立つ横姿が童画の世界を思わせる画面となり、心和む作品となっている。
<農村部門> 優秀賞
優秀賞1

撮影地:(宮川町種蔵)
『冬の種蔵』
重山 照夫
審査委員長 講評
雪の日の山里の風景。春彼岸の墓参りに出向くのか、花束(ドライフラワー)をつめたネコダをあねて雪道を行く人物を中央に配して雪の日々の山里の静かで寂しい風景に人間の息遣いを感じさせて温もりを与えてくれる作品になっている。
優秀賞2

撮影地:(神岡町吉田)
『吉田の秋』
玉腰 良平
審査委員長 講評
神岡町上吉田から山田へと通じる杉越峠口(杉越トンネル口)から望む笠ヶ岳、峠口とは思えない整田された広大な稲田を前景に大きく取り入れ、点在する集落の家々を遠望する。稲刈り日和の好天の下、全自動稲刈機と操作する人物の点景が画面を一層きわだたせ、雄大な景観をつくり出している。飛騨の新しい山村風景です。
<町並み部門> 努力賞
努力賞1

撮影地:(瀬戸川)
『泳ぐ紅葉』
室岡 恵美子
審査委員長 講評
瀬戸川の水面に映る秋たけなわの風情。泳いでいる二匹の朱色のコイがその背景にふさわしく配置も適格です。美しく幻想的な作品になっています。画面に映り込む黄葉の木々は川幅の狭い瀬戸川ではカメラアングルも制約されます。コイの動きもあって、努力した賜と思います。
努力賞2

撮影地:(本光寺前)
『野麦峠文学碑』
土井 奈枝
審査委員長 講評
山本茂美「野麦峠」の一節を刻んだ碑文。滑面に映り込んだ晩秋の風情に思いを寄せた作者の心情を窺うことができます。私も厳冬の野麦峠を越えて信州へ”いとひきさ”として働きに行った飛騨の娘たちを思い、この碑文を読みました。
努力賞3

撮影地:(古川町一之町)
『晩秋の街角』
山田 育夫
審査委員長 講評
晴れた日の夕方、建物に当たっていた陽が消えて、残照により光が建物全体にまわり、上空にはまだ青空、雲という好条件に恵まれて撮られたもので、古川の町並みが美しく記録されている。猫顔大の庭の実をつけた柳の木、ウメモドキの実、格子窓、白壁の土蔵などの配置がよいすっきりした作品です。
努力賞4

撮影地:(古川町殿町)
『1月の朝』
岩塚 麻沙
審査委員長 講評
三寺まいりのイベント用に並べた大ろうそくも、瀬戸川筋に軒を連ねて建ち並ぶ町家、商家の屋根にも重い雪。観光客の姿もなく、しんしんと降りしきる厳冬の日々。雪の降る様は何年か前とも変わらない飛騨の町中の風情です。雪またじに精を出す人物の動きを見つめつつカメラを構える作者もさぞ寒かろうと思いますが、この人物の仕草が画面をひきしめ、生活感を生む要因となっており、効果的な作品に仕上げています。
<農村部門> 努力賞
努力賞1

撮影地:(宮川町種蔵)
『取り入れする老婦』
山脇 八尋
審査委員長 講評
アブラエ(エゴマ)の収穫風景。実がはじけるほどに乾燥させた後に一束ずつ棒で叩いて落としていくバアさまの仕事ぶりが十分説明できている。昔から飛騨の畑作の代表的穀物のひとつだが、年々生産者が減って今では貴重な作物になっている。後世に残す農作業の記録としても貴重だと思う。
努力賞2

撮影地:(古川町太江)
『稲刈り』
重山 照夫
審査委員長 講評
稲架(はさ)と人物の配置で画面に奥行きを持たせ、その人物のそれぞれの動きもしっかり見ており、シャッターチャンスをものにしている。左下の稲穂の輝き、画面にしめる割合も適切で好天に恵まれた山里の稲刈り風景が見事に画面に収められている。
努力賞3

撮影地:(宮川町種蔵)
『夏の板倉』
石黒 清孝
審査委員長 講評
国道360号から一気に上った台地の集落種蔵。どこからどうやって運び出してきたものやら、石積みの段畑や棚田があって、あちこちに点在する飛騨特有の板倉が目につく板倉の里だ。その板倉と適切なアングルとフレーミングで切り取った画面構成がすばらしい。
努力賞4

撮影地:(宮川町種蔵)
『ピクニック』
富士原 清
審査委員長 講評
小春日和の一日。園地でピクニックを楽しむほほえましい風景作品。人物が中景になっているが、おにいちゃんがお弁当をもらう仕草が愛らしく、園地の雰囲気も十分に出ていて気にならない。シャッターチャンスを待って撮った佳作だ。